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その切手、処分する前に!?~中国牡丹シリーズ~

作られたときには、大した価値は無くとも、年月を経ることで大きな価値を帯びるものがこの世に数多存在しています。
郵便切手はその最もわかりやすい例といえるでしょう。
郵送するためにハガキに貼り付けるだけのあの小さいシールにそんな価値があるの?と思うかもしれないですね。
しかし、硬貨や貨幣と違って、デザインが短期間で目まぐるしく変わり、かつ当時の世相を色濃く反映させる切手は、時としてとんでもない価値を秘めているアイテムが存在しているものです。
あなたの家の、タンスにしまってある切手群が、値千金に化けることも大いにあり得る話なのです。

 

例えば、「牡丹シリーズ」という15種類の切手をご存知ですか。
正式名称は「特61 1964年」
その名の通り1964年に中国で発行されたものです。
そもそも1964年の一年間にのみ発行されているのだから、それだけでも希少価値は高いのですが、さらに中国特有の事情が、さらに価値を希少にさせているのです。
ではその事情をいくつか説明いたします。

 

他国との国交途絶

1964年当時は、世界が資本主義と共産主義という二つの陣営に分かれて睨み合いを続けていました。
いわゆる「冷戦」といわれる状態でした。
当時共産主義陣営にいた中国は資本主義陣営との国交はほとんど行っていませんでした。
そのため、個人の手紙が中国国境を越えていくということはほとんどなく
政府発信の書簡のみが行き来していました。
よって、中国以外の国で見つかる可能性は極めて少ないのです。

 

文化大革命による大量処分

この切手シリーズは中国国内でも希少価値は高くなっています。
なぜなら中国の建国者である毛沢東によって、1966年から約10年間実施された「文化大革命(文革)」が関係しているからです。
文革とは、建前の上では中国の伝統・文化・思想に変革を起こすという崇高なものでした。

 

しかしその実態は、毛沢東の意に背く人間(疑いのある者も含む)に対して、毛沢東シンパの若者たちで構成された「紅衛兵」による、凄惨な暴力が行われただけでした。
死者の数は一説によると4000万人を超えていたとも言われています。

 

そんな文革の時代、切手の収集は禁止されていました。
よって、紅衛兵からの暴力を恐れた国民は、使わない切手をすべて廃棄処分にしたのです。
また、この時期は中国国民の生活水準も低く、切手を集めるという行為自体出来た人はそういませんでした。
以上の環境から、文革の影響を受けた切手は希少価値が高くなっているのです。

 

 

中国富裕層による需要高

そんな文革の時代が終焉し、空前絶後の経済成長を果たした現在の中国には富裕層が形成されているのだ。
生活に余裕のある富裕層たちの一部は、文化大革命の反動からか、価値の切手の収集を始めるようになったのです。

 

中国を代表する花・牡丹

この切手の題材である牡丹は、古来より漢方として用いられており、唐王朝の時代においては、きれいな女性に対する比喩表現として用いられた
まさに中国においては美しさを象徴する花である。
かの有名な李白や白楽天も楊貴妃の美貌を牡丹に例えました。

 

また、富と幸運の象徴も意味しており、大変縁起のいい花とされている。
そんな中国の影響を受けてか、日本でも清少納言を筆頭に、滝沢馬琴、松尾芭蕉、夏目漱石など名だたる文人が牡丹をテーマにした表現や歌を書き残している。

 

天才画家・田世光による精巧なデザイン

この切手群を描いた田世光(でんせいこう 1916~1999)は、中国の美術界の第一線を歩んだ画家
その精巧な花鳥図は評判が高いと言われています。世界中のコレクターが集めたがる作品の一つです。

 

牡丹 切手

発行年度 1964年
編号 特61m
買取における価値 3万~18万

 

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以上5点の理由から、「牡丹シリーズ」の希少価値はわかっていただけただろうか。

たとえ、牡丹シリーズでなかったとしても、以上の項目に一つでも引っかかる切手を持っていたならば、
一度査定を受けてみるとよいでしょう。
各買取り業者によって得意部門が異なるので、より高い査定を引き出すには同時に複数の業者に依頼することがポイントとなります。

 

きっとよりよいリターンが得られることと思います。
切手相場は今後値が落ちていくことが予想されますのでお早めに査定を経験することをお勧めします。
以下に切手買取り業者で評判の高いサイトを3社ご紹介しますので、ぜひ試してみるとよいでしょう。

 

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