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切手高価買取り!中国政治の分岐点!「科学を愛そう」切手の高額査定相場

切手にはその役割以上の価値があります。
なぜならば、政府が作るので、当時の世相が色濃く反映されており、文化的付加価値がついてくるからです。
特に、社会が大きく変動する時期に発行された切手には、時の政権の思惑や葛藤が見え隠れし、より一層価値を高めています、今回紹介する切手は、中国の「科学を愛そう」シリーズです。

 

飛行機の模型を手に走る少年、万葉箱を確かめる少女、望遠鏡を覗き見るのは3人の小学生でしょうか。
全六種で構成されているこのシリーズは、1979年に8万枚しか発行されておらず、希少価値は極めて高いことがわかります。

 

ただし、日本人の目には、この切手は極めて平凡に映るので要注意です。服装日本人のように見えてしまいます。
なので、中国の切手であるのかさえもよくわからず、処分してしまう・・・なんてことも充分あり得てしまいます。

 

●「文化大革命」がもたらした教育の空白

この切手を見て、何も感じないあなたは、ご自身が受けた教育水準がその切手の内容に達しているからでしょう。
しかし、この切手が発行された当時の中国には、まさに理想の教育、目指すべき教育水準であると思えたのでしょう。
それは、当時の中国に「教育がなかった」こと、そして「教育を復活させよう」と奮闘していることが背景にありました。

 

1976年、中華人民共和国の建国者にして最高権力者、毛沢東がこの世を去りました。
それは同時に、「文化大革命」の終了を意味していました。
「文化大革命」とは1966年から毛沢東が提唱した政治運動で、簡単に言うと、「中国の伝統文化と資本主義を否定し、毛沢東の下で新しい文化をつくること」でした。
そして、それに異を唱えた者には共産党からの粛清が待ち受けていました。
まさに恐怖政治が頂点に達した状態、生き地獄でした。

 

学校教育は毛沢東を賛美した革命思想が中心となり、科学的な教育は一切行われませんでした。
そもそも学校という施設自体が批判の対象であり、教職員の多くは抑圧を受けた
ここに、中国の教育におおきな空白が生まれるわけです。

 

 

●学問よりも農業―「上山下郷運動」の恐怖

そんな「文化大革命」の下、本格的に実施された政策の一つが「上山下郷運動」というものでした。
簡単に言うと、「北京など都市部に住む若者を地方部へと強制移住させる」政策です。

 

建前だけは、都市部の就職難の解消と、地方―都市部間の格差の解消、そして知識階級の若者が農民から再教育を受けるため、と立派なものであり、毛沢東を慕う多くの若者たちはそれに賛同しました。

 

こうして、若者は中国の地方部、それも雲南や湖南、果てはしかし、都市部で暮らしてきた約2000万人の若者が農村暮らしを余儀なくされました。
しかし、都会育ちの若者に農村暮らしに耐えられないのは自明の理でした。

 

この運動がもたらした最大の弊害が教育でした。
農業に従事した若者に大学が必要なはずがなく、それにより多くの大学が閉鎖もしくは入試をしなくなったのです。
ここにまた教育の空白ができることとなります。専門知識の継承が全くされなくなったのです。

 

 

●「改革開放」―中国に教育を取り戻せ!

ここで切手の話に戻りますが、1979年とは「文化大革命」が終わり、中国が発展への道を歩みだそうとする頃と重なります。
毛沢東の死後、最高実力者となった鄧小平は、「四つの近代化」をかかげ、その手段として、海外資本の積極的導入が行われました。

 

いわゆる「改革開放」政策です。
そして、その過程の中で、教育の現場も徐々に平穏を取り戻すのです。
そんな社会情勢下での切手「科学を愛そう」とは、未来を担う子どもたちに科学的な知見を持ってほしいという中国政府の切なる願いが込められているのです。

 

少年たちよ、子どものときから、科学を愛そう切手

発行年度 1979年
編号 T41m
買取における価値 12000円

 

 

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いかがでしたでしょうか。

当時の中国では教育水準が極端に変化していたのですが、この切手はまさにその象徴ともいえるものでしょう。
もし発見された方は、その激動の歩みに感動するとともに、その価値の高さに驚嘆することでしょう。
しかし、近年、コレクター人口の減少により、査定額は徐々に値を下げつつありますので売るなら今がベストです。
そして、同時に複数の買取り業者へ依頼することも忘れないでください。各社、査定額がまちまちですので査定依頼をしたのち、最も高い査定金額を提示したところに売るのが常道です。
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あなたに幸福が訪れることと思います。

 

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